『toy-piano sokubaikai』（suzueriとfumi endo）［zappak-001］

9月 10, 2022

『toy-piano sokubaikai』suzueriとfumi endo［zappak-001］

https://zappak.bandcamp.com/album/toy-piano-sokubaikai

恐ろしい頻度で作品制作し色んなレーベルから音源をリリースされているサウンド蒐集家・即興演奏家の岡川怜央さんがこの度ご自身のレーベルを新しく立ち上げられました。

zappak です。

▼ zappak各種リンク

- bandcamp（こちらで作品お買い求めいただけます！フル試聴もできますよ）

- soundcloud（各作品の抜粋）

- website（サイトかわいいー！あと地味に気になってたんですが9/10リリース作品の演奏家たちみなさん写真可愛くないですか？）

- twitter（流れる情報有難い　フォローしましょう（ツイッターやめた人より））

岡川さんのレーベル立ち上げのメッセージこちらを読んでください。

で、その記念すべき一作目に “ toy-piano sokubaikai ”、デジタルリリースいただきました。（同じ内容でCDも出ます！10月くらい）

『toy-piano sokubaikai』suzueriとfumi endo［zappak-001］

toy-piano sokubaikai、内容としては今年3月21日に水道橋ftarriですずえりさんと初めて一緒に音出させていただいたライブ、丸々一セットの録音です（その日1st set・2nd setの2セットありましたがこの録音は1stのほう）。共演の経緯としてはftarriですずえりさんftarri鈴木さんと何かのライブのあとに話していて（その場に岡川さんもいた気がする）ちょっと記憶あやしいですがたしかすずえりさんの「家にトイピアノたくさんありすぎて売りたいかもしれない」みたいな話から即売会（実演あり）する？みたいな流れが生まれて私買いたいですとか言っていたらftarri鈴木さんが「toy piano-toy pianoやったらいいんじゃない？」と言い出してなんか一悶着ふた悶着後バレンタインにブッキングされた、ものの後日リスケリスケなって（バレンタインは結局徳永さん多井さん遠藤のスペシャルエディションでその時の？録音もちょっとリ以下略）（11/27/2022追記：リです→■）、本当にやるのかな〜って不安になった頃にちゃんとスケジュール組まれ開催できてよかった！（toytoyにはしなかった）けどお客さまは少なかった、みたいな感じ、でした。その少ないお客さまの一人に岡川さんがいて、というか私が即売会らしいです！って（思い込んでたので）告知で言ったら面白がって？予約くださってて、ただその頃岡川さん通り魔的なものにあわれてすごい大変そうだったのに予約してたからって来てくださって、本当にありがとうございました……（着地）。私はこの日の演奏、やっていてすごく心にくるものがあったんですけど客席の岡川さんもなんだかとても良い感じに受け止めてくださったようで、たしかその日そのライブ直後に「今度レーベル立ち上げようかと思ってるんですけどこの録音うまく録れてたら出しませんか？」みたいに話を持ち掛けてくださって、今日に至ります。

（以下若干のネタバレ（というか舞台裏？）？　読んでくださる場合はsokubaikaiきいてから読んでほしいかもしれませんが何でも大丈夫です！）

録音全体を通してほぼ等間隔に鳴っているピアノの高いレは、すずえりさんが設置された打鍵装置によるものです。この日すずえりさんたぶんすごく忙しくて、たぶんだけどスーツケースにわーってトイピアノ複数台諸々詰めてバイクで（バイクで！）いらしてftarri到着時点既にすごいお疲れで、だからというわけでもないけれど（「間に合わない…」って呟かれてはいた）開演前はたしかこの打鍵装置を稼働可能な状態にしてトイピアノいくつかバラバラに並べたくらい、でどちらかというと演奏始まってから（スーツケースからガサゴソ出し入れしつつ）じわじわ組んでいくスタイルを取られていました（アップライトピアノの高いレ〜トイピアノ〜トイピアノ〜トイピアノ〜トイピアノの連携を毛糸と部品と梃子とかで繋いでいく　光ったりもする）（『即興的な操作』）。トイピアノたちの音は勿論のこと、無造作な作業音や無作為なモーター音（梃子駆動のため）とかもたくさん鳴っていてすごく良い場になっていました。岡川さんが紹介文に私のピアノ？について「繊細かつ集中した演奏をおこなった」「空間に深みが」「静謐さ」などと書いてくださっていてうああって感じなんですが実際のところはこの日すずえりさんの音たちのおかげでかなりリラックスした緩やかな集中を得ていて、ピアノさわる以外にも鈴を転がしたりペンでコツコツしたり鍵盤ハーモニカ背面の通気孔？をザリザリしたり、みたいなことをやっている時間が結構長かったです。あんまり録音入ってないかも。すずえりさんの音も本当はもっとざわざわしてました（ただもともとの録音はこれより更にピアノ寄りに録れていて、岡川さんがだいぶ現場再現の方向でバランス整えてくださっています）。この日私は縞のある薄い色のワンピースを着ていたんですが太ってるからかキマらずもはやパジャマみたいな趣あって、すずえりさんもスーツケースから物出して広げてるし、なんか旅先で夜中に旅館の部屋着いて疲れててだらだら駄弁りながらガサゴソ荷物広げてるみたいなイメージがすこし頭をよぎったというかそんなふうに見えてなかったかなって思ってました（そんなことないか）。

すずえりさんとのデュオ、6月13日にもftarriで再演しています（その時はすずえりさんパワーでお客さまめちゃくちゃ来てくださいました、ありがとうございました！）。すずえりさんが写真撮影要員の方も呼んでくださって、素敵な写真もあります。雰囲気こんな感じです。（リンク先の日付5月になってますが6月です）

https://www.flickr.com/photos/39568014@N08/albums/72177720301460926